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1. Spiele = Lernen /遊び=学び
玩具の開発にあたって、モルーク社は、神経科学と心理学分野の最新知識を活用し、教育、作業療法、および医学の専門家からの助言を参考にしています。子どもの脳が健康に発達するためには、特に乳児期には、子どもの五感すべてに訴え、全身を刺激する玩具が重要とされています。モルーク社の玩具は、子どもの感覚と運動能力の発達を促し、それが読み、書き、計算などの、より複雑なスキルに必要な基盤となるのです。これからデジタル化、自動化が進む世界で生きていかなければならない世代にとっては、想像力、批判的思考力、そして共感力が、最も重要なスキルとして挙げられます。ここにモルークの強みがあるのです。
2. Nachhaltigkeit /持続性
伝統的な玩具の多くが木製なのに対して、モルーク社は、革新的でモダンな材料を使用しています。そのため、お手入れが簡単で、戸外でも水、雪、砂と一緒に遊ぶことができます。モルークの製品には可塑剤、PVC、BPAは一切含まれていません。重金属含有の恐れのある塗料や、再利用不可能な複合素材は使用していません。長く使える製品、そして再利用可能な材料を使った製品として、モルーク社の玩具は優れたエコアイテムでもあります。
3. Geschichte /歴史
モルーク社は、デザイナーのアレックス・ホッホシュトラッサー氏と、彼の妹で建築家のドリス・ホッホシュトラッサー女史によって、2011年にチューリヒで設立されました。彼らは、いくつも受賞歴のあるビリボや、アストロジャックスやヨーヨーなどのスキルトイのデザイナーとして、玩具業界ですでに有名になっていました。2012年以降、モルーク社はビリボの生産と海外への販売を引き受け、ビリボの遊びの哲学を貫き、さらなる開発を続けました。モルーク社の13個の製品が、すでにspiel gut (スピールグート)の認証を受けています。Oogi、 Plui、 そしてHix
などの製品は、新たな定番玩具アイテムとして浸透してきています。モルーク社は、チューリヒデザイン美術館の「スイスデザインの100年 "100 Jahre Schweizer Design"」という展示、またニューヨーク現代美術館の展示、「子供の世紀 "Century of the Child"」でも取り上げられています。
モルークの玩具・プラスチック製の玩具
玩具のデザインを手掛ける前は、工業デザイナーとしてキャリアを積んでいたホッホシュトラッサ―氏。デザインに対する情熱と、製品に求める完成度には並ならぬものがあります。
彼がプラスチックという新素材を選び、玩具に使用したのは、素材の持つ特性から引き出される遊びの可能性とデザインの非常に高いレベルでの融合、新しい遊びの世界を目指したからです。
子どもが初めて手にする玩具は、五感を育てる大切な役割を果たすもの、できれば自然素材のものを手渡したいという当社の理念に変わりはありません。けれども急激な社会の変化によって、新たな需要が生まれ、要望が多様化しているのが現状です。ことにウィルスが蔓延し、感染予防が必須となった昨今では、乳児が口にする玩具も、頻繁に洗ったり、消毒したりできるものが欲しい、という要望は切実です。
落としたり汚したりしてもすぐに洗えて、お手入れが簡単なおもちゃが欲しい。
お出かけの時に荷物になるもの、部品がたくさんあるおもちゃは持っていけないから、軽くて持ち運びしやすく、どこでも遊べるおもちゃが欲しい。
ブロックを積んで崩して遊ぶのが大好きだけれど、人が集まる場所などで音を気にせず遊ばせることができるおもちゃが欲しい。
お風呂の時間がもっと楽しくなるように、シンプルで面白いおもちゃが欲しい。
Moluk社の玩具は、木製玩具ではなかなか応えられない要望に応え、そんなことしちゃダメ、を言わなくてよい、ストレスフリーの子育てお助け玩具になることでしょう。親子で楽しい時間を過ごす助けになることは、玩具の大切な役割の一つです。目的やシチュエーションに合わせて、玩具を選んで使い分けていただければと思います。
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