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1780年
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バックルや指輪の製造(鋳造)を手がけていた職人フランツ・ノイメール (Franz Neumair) が、教会の左官工であったミヒャエル・シュバイツァー (Michael Schweizer) の娘、テレーゼ (Therese) と結婚。
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1796年
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シュバイツァー社 (Schweizer) 社の 創業年。ノイメールの妻テレーゼの甥アダム・シュバイツァー (Adam Schweizer) は、ノイメールの型を引き継ぎ工房を設立。ロザリオ・十字架、祭壇の飾り、アミュレット(ペンダントのようなお守り)などを作りはじめる。
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1798年
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アダム・シュバイツァー結婚。妻モニカ (Monika) と民族衣装をまとった2人をモチーフとした作品が現在も残っている。(写真1)
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1812年
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アダム・シュバイツァーの工場に、ピューター(錫とアンチモンの合金。かつては錫と鉛だった)で器物製造の修行を終えたヨゼフ・ラートゲーバー (Joseph Rathgeber) が加わり、よきパートナーになる。社名もシュバイツァー&ラートゲーバーに変更。後にヨゼフはアダムの娘、ヘレーネ (Helene) と結婚。
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1840年頃
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はじめてのクリスマスモチーフのアミュレットを製作。1850年ころのカタログには、そのヴァリエーションとして54種もの十字架をかたどったアミュレット(ペンダント型のお守り)が掲載されている。
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1848年
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アダムが亡くなり、アダムの息子、アントン・シュバイツァー (Anton Schweizer) が父の後を継ぐ。主に金属の彫板を中心に製作活動を続けていたアントンは、父譲りの才能で新たなデザインを生みだした。しかしどちらかというと芸術家としての感性を持つアントンと、商売に長けていたヨゼフ・ラートゲーバーとは意見の異なることもあった。
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1867年
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アントン・シュバイツァー逝去。
そのころアントンの息子のアダム・シュバイツァー・ジュニア(Adam Schweizer jr.)はミュンヘンの工芸学校の学生だったために、アントンの妻、バベット・シュバイツァー (Babette Schweizer) が仕事を引き継ぐ。やがて学校を卒業したアダム・ジュニア は家業を継ぎ、作品を展覧会に出展し、高い評価を得るようになる。
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1875年
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シュバイツァー&ラートゲーバー社は2社に分かれる。
この頃より、正式にバベット・シュバイツァーという社名になる。
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1896年
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バベット・シュバイツァー逝去。但しバベット・シュバイツァーの社名はそのまま引き継がれ現在に至る。
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1914年
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アダム・シュバイツァー・ジュニアが逝去。その後の約5年間、BS社は閉鎖された。
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1919年頃
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第1次世界大戦に出兵していたアダム・ジュニアの長男、ブルーノ (Bruno) が戦争から戻り、会社を再開。
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1930年
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ブルーノの兄妹のウィルヘルム (Wilhelm ) とアニー (Anny) が会社の運営に参加。ブルーノはもともとドイツ言語学を学び、アカデミックなバックグラウンドがあったので、シュバイツァー家の歴史を調査し一冊の本にまとめた。郷土研究家でもあったブルーノはディーセンやアマー湖に関する著書を多く残し、また著作のかたわら、錫細工のための図柄を数多くデザインした。妹のアニーはそれらの商品化に力を貸し、また自身でも8メートルにもおよぶ十字軍の行列を作成、他にも春夏秋冬シリーズ等多くのデザインを手掛けた。アニーの多くのシリーズは現在でもプログラムに残っている。(写真4 やすらぎのひととき は1938年ごろのアニーの作品)
第二次大戦中、シュバイツァー社は軍の仕事に携わる。
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1972年
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ウィルヘルム・シュバイツァーはミュンヘンにあったピューター器の会社 "Hiedl & Son" を引き継ぎ、別会社を設立。一方、6代目の グナ・シュバイツァー・セニョール (Gunna Schweizer sen.) はミニチュア関連と旧ラートゲーバー社の仕事を引き継ぎ現在に至る。
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1976年
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7代目のグナ・シュバイツァー・ジュニアはミニチュアの卸販売の会社、Babette Schweizer Miniaturen を設立して独立。この会社は自社の錫製品に加え英国をはじめ世界のミニチュアを取り扱う商社として活動。現在に至る。
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2008年
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ミュンヘンの直営店を長く運営してきた6代目の元夫人、イルゼ・シュバイツァー (Ilse Schweizer) は、店の運営を息子のグナ・シュバイツァー・ジュニアに託した。
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