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2002.05.16
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アンカー石つみき/ドイツ
〈現代によみがえったアンカー石つみき!〉
つみき遊びは子どもたちにとって遠い昔から欠かせないものです。中でも1838年、有名な教育者F.フレーベルが考案した、立方対の基本形で構成された理論的かつシステマティックなつみきは画期的なものでした。しかしこの木製のつみきに物足りなさを感じたのは飛行界のパイオニアでもあるLILIENTHAL(リリエンタール)兄弟でした。『このつみきに足りないもの、それは本物の建築が持つあの石の感触だ!』そして彼らが建築技術の古い資料をもとに生みだしたのが砂、石灰、亜麻仁油を材料にした模造石のつみきでした。この石つみきは1880年にチューリンゲン、ルドルフシュタットの工場主フリードリッヒ.A.リヒターによってANKER STEINBAUKAESTEN(アンカー石つみき)という商品名で生産され、世界的に有名になりました。その種類はバラエティに富んでおり、当時は1200種以上のさまざまな形のピースがつくられ、セットの種類は400ほどあったといわれています。

それから長い年月が流れ、1995年アンカーの石つみきが再びよみがえる事となりました。近年アンカーつみき再生産を求める声が高まり、リヒターが生産していた当時と同じ素材を用いて、この石つみきのレプリカ生産がルドルフシュタットのMODELLBAUSTEIN - SPIELE社(現 ANKER STEINBAUKASTEN社)によって実現したのです。以後一番基本的なno.6セットを皮切りにさまざまなプログラムが生産されています。リヒターは立体的なつみきだけではなく平面パズル(タングラム)も同じ素材でつくりました。19世紀末当時のヨーロッパの人々を魅了したこのパズルも現在のプログラムにもちろん加わっています。このつみきはドイツの優良玩具に与えられる「spiel gut」の認定をはじめとして、アメリカでも賞を受賞しています。アンカー石つみきは砂、石灰、亜麻仁油などの環境にやさしい自然素材のみを使用しています。(写真-1/no.6セット、写真-2/no.6セットに添付のパターン表より。製造当初から現在まで同じ仕様)




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