HELLER社の哲学
鮮やかな色彩とはっきりとした形をもつ芸術的なデザイン、ヘラー社のどの商品にもこの理念は息づいています。ヘラー社の哲学について現社長、3代目ヤーン・ヘラー氏はこう語っています。
「私たちの商品はこどもにとって魅力あるもの、そしてそこからファンタジーを生み出すようなものでなければなりません。こども達にはモチーフを通して古くからドイツに伝わるメルヒェンを知ってもらい、またそれらを使うことで〈何か〉をつかんでほしいと願っています。コートラックやハンガーを使いながらきちんと〈整理整頓〉することを自然に学び、時計によって〈時間〉という概念を体得することができるでしょう。身長計は自分自身の〈成長〉をしっかりと目で確かめ、実感することができるのです。」
ヘラー社独特の暖かみのある商品は、作り手が変わっても相変わらず根強いファンが多く、ドイツ国内はもとより他のEC諸国全般、スカンジナビア、アメリカそして日本とたくさんの国に輸出されています。
ヤーン・ヘラー氏の言葉
「私たちはこれから先もずっと美しい木製品作りにこだわって行くつもりです。廉価なプラスチック製や粗悪な木製品に負けないよう全力で仕事にかかわって行きたいと思っています。」
ヤーン・ヘラー氏は二人のこどもに恵まれ、自宅も工場の近くにあります。若いヤーン夫人も手の空いたときは工場での仕事にも少しかかわります。2004年に長女マーラ(Mara)は7才、長男フェリックス(Felix)は4才になりました。
こども達は緑に囲まれた自然の中で、そして3世代の家族ががお互いに求めたときは、いつでも助け合える恵まれた環境の中でのびのび育っています。そんな安定した明るい雰囲気の中だからこそヤーン・ヘラー氏の楽しい心温まるイラストが生まれてくるのかもしれません。
見本市
毎年2月に開催されるニュールンベルグの玩具見本市にヘラー社は30年以上毎年出展してきました。ブースは小さいのですが、競合メーカーとは一線を画した、可愛いだけでなくシンプルで格調高いデザインの商品群が、簡潔にディスプレィされ、ヘラー独自の世界を展開しています。その洗練されたレベルの高さは、玩具の中にも美しさを求める意識の高い世界のバイヤー達が認めるところです。


ヤーン・ヘラー一家