キュービックス 10cmH 赤/青/白木/グレー

(原名Cubicus/NTカタログno.210)
25mm角の立方体を基尺とした4種の部品、計10個のパーツに分割された10cm角の立方体。クラーセン自身が、自分にとって一番意味を持つ作品と公言している様に、セラ、アングーラと共に、クラーセンの代表作品。このキュービックスの出現で、積木の構成の三次元の世界が大きく広がり、従来の積木の観念を大きく変えたと言える。両手で包み込めるこの立方体に宇宙の原理が内蔵されているとクラーセンは説く。商品化されたのは1968年、日本には1971年に登場。以後、美術の教科書にも紹介されるなど、玩具の域をこえオブジェとしても、20世紀の歴史に残る作品との評価を受けている。ネフ社のロングセラーのひとつ。

   

キュービックス