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ペア・クラーセン氏が初来日しました
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木製玩具メーカーとしてそのデザインと優れた生産技術で世界に認められているスイスのネフ社で30年以上にわたり玩具のデザインに携わって来た、ペア・クラーセン(Peer Clahsen b.1938)氏が65才の誕生日を機に初来日、5月中に美術館や美術大学で展覧会やワークショップ、講演会が行われました。
クラーセン氏は、ネフ社で50点以上の優れた木製玩具の製品化に寄与し、彼の後を追う若手デザイナーたちにも大きな影響を与えてきたことは言うまでもありませんが、日本の禅や俳句にも深い興味をもっており、彼が65才の誕生日を日本で迎えたいと考えた事が今回の展覧会に結びつきました。彼は自分は玩具デザイナーではなく、遊びと人間の関わりを深く探求し、人間の本質を探り、思考する事が自分の生涯のテーマであり、たまたま人生の途上で出会ったネフ社の玩具の仕事は自分を表現する方法の一つであり、すべてではない。自分もその仕事に全力を注いだが、でもこの一連の仕事は自分を表現するための一つの方法にすぎない といつも語ります。彼の話は玩具だけにとどまらず、人間の本質を思索するもので、数学的であったり、哲学的であったり 社会的であったりとても自由で独創的です。目黒区美術館で5月11日にクラーセン氏の日本ではじめての講演会を開催。場内満員の聴衆を前に、キュービックスやセラなどの作品を用いて、造形と意識の関わりやエピソードが語られました。また各大学ではワークショップや講演会も行われました。彼独自の考え方と優しい人間性は、今までに彼の作品に触れたことのある人達だけでなく、デザインを志す若い人達や造形や建築に関わる多くの人々の心にふと立ち止まって自分の生き様を考えさせる小さな波を立てたのではないかと思います。
なお今回の『ペア・クラーセンの世界―立方体の7つの窓』展の関連事業は、目黒区美術館・女子美術大学・武蔵野美術大学の3者が主催となり、デザイン教育の一環として企画されました。
『ペア・クラーセンの世界―立方体の7つの窓』関連企画内容
展覧会:目黒区美術館区民ギャラリー 2003年5月7日(水)から18日(日)
女子美アートミュージアム 2003年5月22日(木)から6月1日(日)
講演会:目黒区民センターホール 5月11日(日)
武蔵野美術大学 5月15日(木)
女子美術大学 相模原校舎 5月23日(金)
上記のほかに、各大学でワークショップが行われました。
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1.目黒展示会場
クラーセン作品で遊ぶコーナー
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2.目黒講演会でのクラーセン氏
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3.女子美展示会場(JAM)
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4.武蔵野美大ワークショップ
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