ニキティキは

1971年からドイツ、スイスなどを中心に、その国の文化に育まれたおもちゃを日本に輸入しています。デパートの玩具売場や日本各地の玩具専門店への卸、幼稚園・保育園を対象に玩具や絵本を普及販売する業者や通販会社を通しての販売、直営店での販売などでそのおもちゃをお客様のお手元にお届けしています。

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 ・心を育てるおもちゃ 

 ・ニキティキの玩具を選ぶ目 

 ・おもちゃ作りの新しい動き 

 ・ニキティキカタログについて 

 ・from NIKI TIKI 

 ・ニキティキの歩み

  
メリーゴーランド

1960年代頃の
メリーゴーランド(大)
ALBISBRUNN社/スイス

心を育てるおもちゃ

『小さいときに、肌で感じ取った感触や、心に触れた事はその子の人生に大きな影響を与える。小さい時から、美しいものに触れる機会を与える事で、子どもは知らず知らずの内に、良いもの美しいもの、本物を見分ける力を身に付けて行く。』と多くの人が、色々な機会に語ってきました。『子どもはおもちゃを通して、世界を知って行く。だからこそ、美しい優れたおもちゃを子どもたちに手渡すべき』とは、ネフ社創設者のネフ氏の言葉です。
ニキティキは、子どもたちの心を育てる美しい玩具、創造力や、工夫する力を育てる玩具を選択し、日本の子どもたちに手渡す事を企業理念としてきました。環境は変わっても、子どもの本質は変わらない、こんな時代だからこそ、子どもたちが〈心を育てるおもちゃ〉に出会う機会を大切に守ってゆきたい。そんな気持ちでおもちゃを選んできました。遊びの体験の中で、心や知恵を育てる本当の意味での良いおもちゃを、これからもニキティキは選択して行きたいと考えます。

ニキティキの玩具を選ぶ目

おもちゃの発祥地といわれるヨーロッパで、長い伝統の中で大切に作り続けられてきた玩具の世界に魅せられ、日本の子どもたちにも、その美しい玩具で遊んでもらいたいという願いをこめて、ニキティキは1971年、小さな一歩を踏み出しました。それから今日まで、ニキティキは木製玩具を中心に、そのおもちゃを作り出した人達のオリジナリティを尊重し、ヨーロッパのおもちゃ作りの伝統の重みと、メーカーの子どもたちへの愛情を、日本の子どもたちと一緒に感じ取って来ました。今、子どもを取り巻く環境は、急激に変化しています。ハイテク機械に囲まれ、幼児も自分のパソコンを持つ様になる日が近いと思われます。子どもがコンピューターに向かう時間は増える一方です。しかし、人が社会で生きて行くための、基本的な知恵や心の優しさは、子どもの頃の体を使っての遊び体験の中でこそ初めて育ってゆくとニキティキは信じています。そして遊びの体験を広げる為には良い玩具の存在が大きな役割を持っていると考えています。

ニキティキの玩具の選択基準はとても簡単です。理論ではなく感性を大切にし、自分の子どもに与えたいおもちゃかどうかが、基本的な判断基準です。そして新しいおもちゃに出会ったとき、以下のようなポイントでプログラムに加えるかどうかを検討します。


●おもちゃは、子どもの創造力を引き出す、シンプルなものであって欲しい。
●おもちゃは、こわれにくい丈夫な作りであって欲しい。
●おもちゃは、できるだけ自然素材を使用した、安全性の高いものであって欲しい。
●おもちゃは、大人でも側においておきたくなるような、美しいものであって欲しい。
●おもちゃは、作り手の子どもへの愛情が感じられるものであって欲しい。

そしていつもこだわってきたのは、それを初めて考えた人のオリジナリティと商品化までの苦労を大切にしたい、という事です。


今、ニキティキの取引先のメーカーのいくつかは、その存続を含めて、市場の中で苦闘しています。木製玩具の生産は、多くの部分に手作業が必要で、量産に適していないため、人件費の高いヨーロッパでは、価格競争に負けてしまうからです。また、後継者の若い世代はもの作りの苦労を好まない為、事業の継承が危ぶまれる事態も起こっています。そんな中で、生産コストの安いアジアや東欧の木製玩具が、米国や日本だけでなく、ヨーロッパにも氾濫してきました。開発費もかけない安易なコピー商品でも、価格の安さだけで、簡単に世の中に広がり、心のこもったもの作りの世界は、生き残りさえも危うくなっているのが現状です。ニキティキは各々独自の世界を守ってきたメーカーが消えてゆくのを惜しみ、その文化を次代の子どもたちに残すため、理解ある日本の顧客の方達と一緒に努力してきました。消えてしまってからでは遅すぎる、一度市場から消えてしまった玩具がそのままの形で再び生き返ることはほとんど不可能と、危機感を持っています。それぞれの文化を、次代に伝えることが難しくなったのは、玩具の世界に限ったことではないのですが、木製玩具の世界の推移を30年見てきたニキティキが、今なすべき事は利益を生むためだけのもの作りではない、伝統の中で育ってきた心のこもった玩具作りの世界を残すための応援をする事だと考えています。経済優先の大きい流れに飲み込まれないよう、メーカーに頑張ってもらうため、ニキティキはこれからも、心をこめて玩具と関わってゆきます。 
→ニキティキの歩みはこちらをご覧下さい。

  
ベビーボール

ベビーボール
NAEF社/スイス

おもちゃ作りの新しい動き

環境問題に関心が集まり、世界中で多くの人が、次代により良い地球を残すための活動を起こしています。その活動の中で、今の消費生活を見直す動きも出てきました。物の質にこだわり、高くても本当に気に入ったものを、よく考えて購入し、それをいつまでも大切に使う、という風潮がうまれています。このような流れを受けて玩具の世界でも、良いものであれば必ず求める人がいるという確信が一部のメーカーを触発し、コストにかかわらず、納得のゆく物作りから生まれた玩具が市場に現れてきました。経済優先のコストダウンと、目立つためだけのパッケージで販売力をのばす一部の大量販売指向のメーカーとは違う、心をこめての物作りを目指すメーカーがここ数年、少しずつ増えてきています。それと並行して、子どもたちの玩具を意識をもって選ぶ若い両親も確実に増えています。

伝統の中で、いい物作りを続けてきた事が、新しい良い玩具の誕生を誘い、その新しい動きが、伝統を守ってきたメーカーに活力を与えお互いが刺激しあっています。さらに子ども本位の物作りに、経済的な基盤ができるようになれば、近い将来にも明るさが期待できるはずです。

心のこもった物作りを応援できるのは、本物を愛する人達の力しかありません。ニキティキは今後も、心を育てるおもちゃを、ひとつでも多く子どもたちに手渡すため、理解ある方々にご協力頂きながら、地道に仕事を続けて行きたいと思います。

ニキティキカタログについて

2018年7月、カタログNo.13 が完成しました。 ニキティキのカタログはドイツ、スイス、イタリア、フランス、スウェーデン、デンマーク、フィンランドを含む12カ国約100社のメーカーから選択した、およそ1200種のコレクションで構成されています。

ニキティキがこの形式のカタログを初めて世に出したのは1985年12月、その後は約2年から3年ごとに改訂版を作成してきました。 定番商品は可能な限り継続して扱ってゆく方針のため、改訂版の内容に大きな変化はありません。No.13では、ページを増やし、約150種の商品が新しく掲載となりました。また、それとは逆に、需要の減少からメーカーが生産自体をやめてしまった商品や、生産を続けている場合でも、生産や仕入れにかかるコストが上がりすぎてしまい、当社では扱いきれないと判断したアイテムは割愛いたしました。

それでもカタログNo.13の中には、カタログNo.1に掲載されていたアイテムがまだ沢山残っています。それらには、品番の後ろにロングセラーマーク(水色の正方形)がついています。 このロングセラー商品の中には、1970年代にすでに市場に存在していたものも多くあり、このことはそれらの玩具が、ヨーロッパで長い間大切に育てられ、同時にこども達の遊びの中で受け継がれてきたものだという事を物語っています。こういった玩具が、電子ゲームやキャラクター玩具などに負けて消滅してしまうことがないように、この玩具の世界を次世代に残すため、ニキティキは今後も努力を続けて行きます。

1985年当初、自社のカタログを有償にするには勇気がいりました。バブル時代で街には豪華なカタログが溢れ、それらは容易に手に入り、用が済めば簡単に捨てられてしまう時代でした。 その状況のなかで、本当に欲しいと思って下さる方の手に渡り、大切に保存していただけるカタログにしたいと模索し、カタログを有償にする決断をしたのです。 そして単なる商品の紹介だけではなく、ヨーロッパの文化や玩具の持つ意義、玩具とのかかわり合い方を伝える小冊子としての編集を目指しました。本誌には価格を掲載せず、価格表は別冊としたのも、このような意図があったからです。是非手にとってご覧いただければ幸いです。

現在ニキティキのカタログは、ニキティキの玩具を扱っている玩具小売店や百貨店玩具売場などでお求め頂けます。
ニキティキカタログを通信販売でお求め希望の方はE-mail→こちらからか、FAX・ハガキでお申しこみ下さい。お近くのニキティキ商品取扱店のご案内と一緒にお送りします。


ニキティキ カタログ

●ニキティキコレクションカタログ 
『ニキティキが選んだヨーロッパの玩具 NO.13
 EXCELLENT TOYS FROM EUROPE』
  

本体価格  500円 
掲載されているメーカー数
100社
掲載商品数
およそ1200種
B5版/フルカラー
(別冊の価格表付)
96頁
・カタログ(税込価格 550円)をご希望の方は→こちら

カタログNo.11から、従来のA4版をB5版に改訂。商品写真とテキストの文字は少し小さくなりましたが、ページを開いた時、頁全体が一目で目に入ってくることで、一つ一つの商品が語りかけてくる力は強くなり、より集中して商品を見て頂ける充実した小冊子となっています。



From NIKI TIKI

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このホームページをご覧いただきありがとうございます。
現時点では掲載商品のE-mailによる販売は行っていません。ニキティキは、玩具は実際に手にとって、大きさや質感や作りを確認してからお求めいただくのが一番と考えているからです。このホームページはニキティキと玩具との関わりや、取り扱いメーカーについての正しい情報をお伝えする、という目的で開設しています。


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更新は、原則的に1ヶ月~2ヶ月毎に行う予定ですが、諸事情により遅れる場合もございます。楽しく、役に立つ、正しい情報をお届けし、皆様に定期的に立ち寄っていただけるホームページになるように努力いたします。

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